2008年9月11日木曜日

フランシスカン叢書1 「フランシスカン・カリスマの誕生」

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本書は、フランシスコの書き物のうちでも重要なものである「第一の」または、1221年の会則(non bullata)と呼ばれている会則の研究のための入門書である。その目的は、この会則を、フランシスコ会の家族だけでなく、もっと広く一般の人々にも近づきやすいものにすることにある。この入門書は、フランシスコとその兄弟たちとが歩んだ道を、いっそうよく把握するのに役立ち、また、現代の生活に対しての刺激剤としての役も果たすであろう。フランシスコには、自分を賞賛してくれる人たちは必要ではない。むしろ、あのノルウェイの詩人が望んだように、フランシスコのインスピレーションと精神を体現してくれる人たち、それが修道者であろうとなかろうと、そういう人たちがいることである。そのためにしなければならい事はたくさんある。この研究はその一助となるにちがいない。このために方向に向かってなすべきことはたくさんある。この研究も、その一助となるにちがいない。(「まえがき」より)

D・フラッド、T・マトゥーラ「フランシスカン・カリスマの誕生 -聖フランシスコの第一会則についての研究」教友社、フランシスカン叢書1、¥2100